Re:Mindの舞台をゆく 千葉編

Re:Mindというドラマをご存知ですか?

ご存知でない方は、そして既にご存知の方もNetflixで全話+スピオンオフが配信されておりますので、是非ともご覧ください。やっぱ10話だなあ~。

 

さて、Re:Mindは最初から最後まで不気味な洋館風の部屋で話が進んでいきますので、ほとんどが成城にある東宝のスタジオで撮影されたものです。しかし最終回のエンディングでは「卒業式の後、全員で美穂に会いに行く」というシチュエーションの映像が挿入されており、ここのシーンでは珍しくロケ撮影がなされています。というわけで実際にロケ地まで行ってきました。

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やってきたのは千葉県いすみ市、大原駅です。東京からアクアライン経由、千葉県内は一般道を走行しましたが3時間もかかっていないように思います。車で行かれる際は圏央道市川鶴舞ICから国道297号線→国道465号線のルートが最速であり、道が空いていれば東京から2時間もかからない場所に位置しています。

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なぜ房総半島の東側、「外房」と呼ばれる大原駅までやってきたのかというと、このシーンのロケ地がまさに大原駅であるからです。右に映る風情溢れるディーゼルカーは大原駅を起点とする「いすみ鉄道」であって、このシーンは大原駅のいすみ鉄道ホームで撮影されたもののようです。

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いすみ鉄道は通常1両編成で運行されていますが、ロケ時は2両編成の貸切列車だったようで、1両編成のときとは停車位置が異なるため作中のカットそのままの様子は見られませんでした。しかし、ロケに使用されたこのカラーのディーゼルカー(キハ20-1303)は1両しか存在しておらず、偶然にも遭遇できたことは幸運でした。

逆に言えば、このカラーの車両に出会えたら間違いなくロケで使用された車両ということですので、分かりやすいかもしれません。ただしこの車両の時刻については公表されておらず、出会えるかどうかは運しだいというような状況ですので、予めご承知おきください。

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車内のシーンもこの車両で撮影されています。優先席が設置されている側(上総中野側)からボックスシート2個と反対側の1個にひらがなけやきちゃん達が座って撮影されたようです。推しメンが座った席に座って、推しメン同じ景色を見よう。僕はさっそく柿崎芽実ちゃんのポジションに座りましたが、目の前にきょんこと高本彩花ちゃんがいたんだなあ~と思うと感慨深いものがありますね。ない?そう……。

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推しメンと同じ席に座るには、是非とも始発駅である大原駅か上総中野駅から乗車されることをおすすめします。車で行かれる際は国吉駅の駐車場(無料!)に車を停めて、国吉駅~大原駅の間を往復するのが良いでしょう。

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今回は訪れることが叶いませんでしたが、こちらのシーンは恐らく大多喜駅で撮影されたものではないかと思われます。大多喜駅にも有料の町営駐車場があるほか、品川・羽田空港から大多喜市内への直通バスも運行されておりますので、こちらを探訪の拠点にするのもいいかもしれません。

※2021年4月4日追記

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3年ぶりに行ってきました。2021年にRe:Mindのロケ地探訪してるのマジで世界に一人しかいなさそう。そもそもRe:Mindのロケ地を巡って喜んでる人間が世界に自分しかいない気がするんですが……。

 

さてひらがなけやきちゃん達の足跡を辿るのも良いですが、せっかく外房まで来たので美味しい物でも食べて帰りましょう。大原は漁港が栄えていますから、海鮮丼なんか食べたくなってきますよね。そこで向かったのが大原漁港にある「いさばや」さん。漁港直結かつ漁協直営のお店なので、大原漁港で水揚げされた新鮮なネタが味わえます!

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ネタの大きさとこのぎっしり詰まった感じがまさに漁港の海鮮丼で、見た目も味も最高です。ちなみに大原漁港の名物で「たこめし」というのもあって、そちらも地だこを使ったたこめしと刺し身を味わえるのでおすすめです。漁港は駅から歩いて20分ほど。駐車場もかなり広いので車があれば便利かも。

もし泊まりでの旅行を希望されるのであれば、養老渓谷温泉がおすすめです。いすみ鉄道の終点、上総中野駅から小湊鉄道で一駅の養老渓谷駅が最寄り、渓流の音が響く静かな温泉です。

 

今回紹介した「いすみ鉄道」は全体的にゆっくりとした時間が流れており、東京から2時間程度の場所なのに都会の喧騒を忘れてのんびり出来る場所だな~と感じました。今回訪問した際にも、国吉駅に車を停めて時刻表を見るとなんと次の列車が来るのは50分後でしたが、猫と戯れたり駅のベンチでボーっとしたり反対方向に向かう列車を見送っていたりしていたら、いつの間にか時間が経っていました。たまにはこういうのもいいな~と思いますので、皆さんも是非ひらがなけやきちゃんたちの足跡を辿りながら、のらりくらりとした旅を楽しんでくださいね。

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